2023-07-27 鎌倉殿と執権北条130年史 社会・歴史解説 個々の部分部分で様々な感想があれど、『史学』って面白い。 「『吾妻鏡』の個々の記述をそのままに解釈することは危険であろう。『吾妻鏡』編纂時の意向、すなわち後に得宗家と称される北条惣領家(中略)の正統化という目的のなかで編纂されたという特性も考えるべきである。(中略)もっとも、その解釈の違いが『吾妻鏡』を読み解く面白さでもあるのだが。」 あと、庶流から家を継いだ義時・泰時・時頼が、それぞれタイプは違えど、やっぱり実力者なんだなと思う。 鎌倉殿と執権北条130年史 (角川ソフィア文庫) 作者:岡田 清一 KADOKAWA Amazon