2023-07-09 執権時頼と廻国伝説 社会・歴史解説 北条時頼が廻国したのが史実かどうかという結論は置いておいて。 引用されている豊田武氏の『伝説となるには必ずそこに何らかの理由にあるのであって、伝説もまた歴史である』という言葉に、とても賛同。 廻国は史実ではないという立ち位置から、何故北条時頼の廻国伝説が室町初頭には生まれていたのか、という考察が読みたかったなと。 あと、松島寺・立石寺・象潟蚶満寺と、津軽護国寺以外は松尾芭蕉と足跡が被るのは、なんか意味ないのかなぁ。 執権時頼と廻国伝説 (歴史文化ライブラリー) 作者:佐々木 馨 吉川弘文館 Amazon