読んどく?積んどく?

積んどいた読んどいた本?読んどいた積んどいた本?

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

承久の乱 日本史のターニングポイント

ライトな新書だなと思ったら、あとがきの著者の想いを読んで納得。この人の書く、小難しい版も読んでみたいな。 幕府という概念もない、もしくはあっても一般的でない当時、同時代の人達にとって統治体制ってどう捉えられていたんだろうと、最近とみに思う。…

藤原仲麻呂 古代王権を動かした異能の政治家

三谷幸喜が藤原仲麻呂と言ったので読んでみた本。 藤原仲麻呂にも奈良時代にも興味が薄く、教科書レベルの知識しかなかったから、感想は山ほど。 × 藤原仲麻呂の乱 → ○ 孝謙上皇の乱 中臣鎌足が中大兄皇子の腹心 → 仲麻呂が盛った 藤原氏ブランドを高めた立…

宝治合戦 北条得宗家と三浦一族の最終戦争

こないだの人物叢書『北条時頼』でも思ったんだけど、北条重時ってそんな有力者だったんだな。 北条時房といい、歴史上の知らないキーマンがまだまだいるなー。 あと、革新部分も解説として読みたかったな、と。 宝治合戦 北条得宗家と三浦一族の最終戦争 (…

中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢

週刊少年ジャンプの「逃げ上手の若君」とちょうどの発刊タイミングは、たまたまなんですかね? とても分析的な歴史研究な箇所もあって、こんな本もあるんだという感想。 名もなき無数の北条一族が抵抗活動をしてた様をありありと感じる。 中先代の乱 北条時…

応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱

頭がお飾りになっていく形骸化と、中世の分割相続の文化と、足利義満以来の同族対立を煽る大名統制の成れの果てって感じ。 同時代の観察者の視点での応仁の乱というのが、とても新鮮で面白い。 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書) 作者:呉座勇一 中央…

里見義堯

今日は溜まってた&止まっていた読書に集中day。 里見氏が転封・滅亡したせいか、千葉の歴史って文献が全然ないんですかねぇ。 それにしても、堯舜から名前をいただくって、大それた人だなと。 また最近の研究で戦国時代も、鎌倉公方―関東管領を維持する前提…

頼朝と義時 武家政権の誕生

随分「鎌倉殿の13人」にリンクする内容の本だなと思ったら、著者は時代考証で関わった人なのね。 途中で不祥事発覚して降板したみたいだけど。 それにしても、三浦義村(山本耕史の顔と筋肉しか浮かばない…)の一貫した北条義時への協力姿勢が不思議というか…