読んどく?積んどく?

積んどいた読んどいた本?読んどいた積んどいた本?

承久の乱 日本史のターニングポイント

ライトな新書だなと思ったら、あとがきの著者の想いを読んで納得。この人の書く、小難しい版も読んでみたいな。

幕府という概念もない、もしくはあっても一般的でない当時、同時代の人達にとって統治体制ってどう捉えられていたんだろうと、最近とみに思う。

あと歴史の事象のひとつひとつが、どれだけ意図・意思を持ってやったことなのかとか。

「もし北条氏が望めば、いくらでも高い位に就くことは可能だったでしょう。つまり、そこには北条氏の明確な意志があったと考えるべきです。」

「他人を信用できない自力救済の世界を生き抜いてきた武士が信じられるものとは何だったのか。それが命がけで利害を共有し、対面で信頼を伝え合う、一対一の関係に基づいた幕府型リーダーシップだったといえるでしょう。」