2023-02-08 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢 社会・歴史解説 週刊少年ジャンプの「逃げ上手の若君」とちょうどの発刊タイミングは、たまたまなんですかね? とても分析的な歴史研究な箇所もあって、こんな本もあるんだという感想。 名もなき無数の北条一族が抵抗活動をしてた様をありありと感じる。 中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢 (中公新書) 作者:鈴木由美 中央公論新社 Amazon
2023-02-06 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 社会・歴史解説 頭がお飾りになっていく形骸化と、中世の分割相続の文化と、足利義満以来の同族対立を煽る大名統制の成れの果てって感じ。 同時代の観察者の視点での応仁の乱というのが、とても新鮮で面白い。 応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書) 作者:呉座勇一 中央公論新社 Amazon
2023-02-04 里見義堯 社会・歴史解説 今日は溜まってた&止まっていた読書に集中day。 里見氏が転封・滅亡したせいか、千葉の歴史って文献が全然ないんですかねぇ。 それにしても、堯舜から名前をいただくって、大それた人だなと。 また最近の研究で戦国時代も、鎌倉公方―関東管領を維持する前提のスキームの中でパワーゲームが繰り広げられてたことがわかって、とても興味津々。 里見義堯 (314) (人物叢書新装版) 作者:滝川 恒昭 吉川弘文館 Amazon
2023-02-04 頼朝と義時 武家政権の誕生 社会・歴史解説 随分「鎌倉殿の13人」にリンクする内容の本だなと思ったら、著者は時代考証で関わった人なのね。 途中で不祥事発覚して降板したみたいだけど。 それにしても、三浦義村(山本耕史の顔と筋肉しか浮かばない…)の一貫した北条義時への協力姿勢が不思議というか不可思議というか。 頼朝と義時 武家政権の誕生 (講談社現代新書) 作者:呉座勇一 講談社 Amazon
2023-01-29 観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い 社会・歴史解説 引き続き、歴史系の新書で「観応の擾乱」を通読。 結局対立は、恩賞分配を適切に処理できなかった師直を直義が排除しようとしたのがきっかけってコト!? 鎌倉末期から続く混沌の室町時代(そこが好き)らしい戦乱だなと改めて思う。 観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書) 作者:亀田俊和 中央公論新社 Amazon