古文書の翻刻をする練習に使ってたので、中身はあまり頭に入ってこず。
秀吉の平仮名が読めないのと元就の手紙が長い…。
だいぶ内容を忘れかけていたので、元旦に集中的に再読。
おおまかで平易な説明なんだろうけど、素人にはとてもわかりやすい、仏教の変遷がまとめられた本。
『「昔からの経典に書かれていなくても、理屈に合っていてお釈迦様の教えとしての整合性があるならばそれは正しい仏教の教えだ」』
江戸時代に「加上の説」に辿り着いた富永仲基が凄すぎ。
『包丁一式、質に入れるのがだめで、こつこつ貯めた金子なら使ってもいいなんて、誰が決めたんです』
ホンマソレ…。
『おのれの浅はかさゆえに二人が死に、今また佐吉も死のうとしている。御内儀の余生こそ、地獄じゃないかね』
とも言えるし、それでも命があってこそとも思う。